スーツ? それともセットアップ?
1年ほど前にFORZAファミリー高橋勲さんが干場編集長にスーツを見立ててもらった動画を見て、ぜひとも自分も!とひそかにチャンスをうかがっていたという木田樹嵩(きだ しげたか)さん。人気企画『編集長のスタイルクリニック』『ロック福田の腕時計魂』などを手がける動画クリエーターだ。
「仕事をバリバリとるために、どこに出ても恥ずかしくないスーツが欲しい」という木田さんと、「出張などちょっとカジュアルにも着こなせるセットアップが欲しい」高橋さん──今回、そんな二人が干場編集長と集合したのは、ポール・スミス 銀座店、店長の荒生祐太(あらお ゆうた)さんが迎えてくれた。
ポール・スミスの中核はテーラリング
実は、ポール・スミス氏自身、毎日スーツを着用するという。ブランドを始めた50年以上前に「ポール・スミス」の名を世に知らしめたのが、そのテーラリング。創業以来ずっと、ブランドの中核を担ってきた。
デザインを貫くのは「Classic with a twist(ひねりのあるクラシック)」。上質な生地や縫製、快適な着心地……まさにザ・クラシックでありながら、裏地やステッチなど細部に遊び心が仕込まれている。
スーツのシルエットはベストセラーモデルのSOHOフィット。ジャケットは着丈がやや短く、脇が広めのナチュラルショルダーで、クラシックなラペルのシングル2つボタン、トラウザーズは股上の浅い、ややスリムなシルエットが特徴となる。様々な体型にフィットし、すっきりと見えるポール・スミス定番のモデルだ。
着る人に自信をくれる勝負スーツ2選!
超鉄板、一見無地のネイビースーツは、よく見るとシャドーチェックに繊細なウィンドウペーンが入る。生地はイタリアの老舗REDA社製で、シルクのようなツヤ感が美しい上質なウール100%。ウィンドウペーン シングル2Bスーツ 14万3000円、ドレスシャツ 1万9800円、タイ 1万5400円、ハンカチ 2420円、シューズ 9万9000円
ネクタイはネイビーの小紋柄をチョイス。裏地の色ともリンクさせる干場編集長の提案、さらにシャツ選びについても、詳しくは動画で!
一皮むけて見せる、注目のグレージュトーンは、REDA社のSuper130's使用で3シーズン着用できる。耐久性がありながら光沢とドレープが美しく、細かいチェックの中にさりげなくブルーのアクセントが走る。シングル2B スーツ 14万3000円、ドレスシャツ 3万3000円、タイ 1万3200円、ハンカチ 2420円、シューズ 9万9000円
シャツもネクタイも、チェックに使われている色から選ぶのが鉄則。繊細なカットドビーが施されたドレスシャツに、ネクタイは無地を合わせて。干場編集長による着こなしの解説は動画で!
セットアップは「モダン ワーキング ワードローブ」から
清涼感のあるシアサッカーにウールを使用することで、コットンや麻にはないなめらかさや高級感のある風合いに。トラウザーズはスッキリとしたテーパードシルエット。
ジャケット 6万6000円、トラウザーズ 3万3000円、ポロシャツ 2万6400円、シューズ 6万8200円
ジャケットはアンコン仕立てで、3パッチポケットがポイント。白Tシャツを合わせてもいいが、ダークネイビーのポロシャツで大人っぽく着るのが干場編集長のおすすめ!
麻100%のセットアップは、スマートカジュアルの極めつき! 高密度に織られたハリ・コシのある生地で、麻ならではの上質な光沢とシワを存分に楽しめる。トラウザーズはリラックス感のある定番的なイージースタイル。
ジャケット 7万1500円、トラウザーズ 3万5200円、リネン半袖シャツ2万6400円(4月中旬展開)、シューズ 4万9500円
「日焼け肌で着たほうがもっと似合うよ」(干場)
着こなしのポイントやルールがわかる、干場編集長の詳しい解説はこちらの動画から!
仕事へのモチベーションがガツンと湧いてくるスーツ、スマートカジュアルの新境地をひらくセットアップ──この春、ポール・スミスでイケオジへの階段をひとつ上がってみてはいかがでしょうか。
【ショップ情報】
ポール・スミス 銀座店
アクセス抜群、晴海通りと並木通りの角にある銀座店。スーツ、セットアップなど、テーラリング アイテムは地下フロアへ。1階は財布・革小物、アクセサリー類、2階はレディースやカジュアルアイテムが揃う。
東京都中央区銀座4-3-10 銀座中央ビル B1-2F
03-3564-5566
11:00 -20:00 水曜不定休
photos:Riki KASHIWABARA
hair&maike-up:Megumi OCHI
edit:hiroko KURODA